プレゼン資料の色使い完全ガイド|5つの無料テンプレート付き
- 資料の色の組み合わせ3色はどれ?
- 資料のカラーセンスを上げたい!
- 提案の印象別の色使いを知りたい!
企画書や提案書の印象付けるカラーセンスが無いと、資料の内容以外の部分でマイナスイメージを持たれることがあります。
もし「デザイナーでもないので色使いは気にしない!」と思っている方は危険です。
現在ではSNSのビジュアルコミュニケーションが定着している事もあり、色やデザインで人は判断してしまう事があるが多くあります。
プレゼン資料の評価がライバルと同じ点数だった時に、一方は色使いの配慮があり、もう一方が無いと…。
この記事はパワーポイントの企画書・提案書作りで抑えておきたい、5つの印象別の色使いのテンプレートを紹介します。
- 真面目、安心感、安定感
例:銀行や保険などの手堅い商材 - スタイリッシュ、先進性
例:ITツール、ベンチャーサービス系の商材 - 威厳、重厚、高級感
例:プレミア商品や老舗系の商材 - 元気、若さ、活力
例:福祉サービスや習い事などの商材 - 清潔感、新しい、上品
例:ブライダルや日用品など商材 - 3色以上使う場合
例:グラフや表で3色以上使う資料
プレゼン資料の印象をコントロールして、ライバルと差をつけたい方は、この記事を最後までご覧ください。
資料の色の組み合わせは3色が基本
資料を作成するにあたり、色使いで抑えておきたいルールは下記の3つです。
- 使う色は3つまで
- 3色の比率は「70:25:5の法則」
- 色の印象をプレゼン資料に活かす
プレゼン資料に使う色は3つに絞る
プレゼン資料を3色に収める理由は3つ。
- 資料の内容わかりやすさに繋がる
多くの色を使うと、どの情報が重要なのか不明です。3つの色に絞ることで、読者にポイントを明確に伝えることが出来ます。 - 視覚的な疲れを抑えます
色が複数ある資料を長時間見ていると目が疲れてしまいます。3色に抑えることで情報の理解に集中することが出来ます。 - プレゼン資料の印象の統一感
3つの色を選んで使うと、資料が統一された印象を与えることができ、読み手にスムーズな理解を促します。
この理由が、プレゼン資料に使う色を3つに抑える理由です。
また、作成する側にとっても3色のルールがあれば、それ以外の色を考える時間を省くことができて、生産性向上にも繋がります。
資料の3色の比率は「70:25:5の法則」
プレゼン資料に使う色が決まったら、その配色の比率もルールがあります。
- 70%のメインカラー
メインカラーはプレゼン資料全体の背景色や大部分の要素に使用される色です。資料の全体的な印象を与えます。 - 25%のサブカラー
サブカラーはアクセントや重要なポイントを、25%の割合で使うことで、視聴者や読者が重要な要素に注目しやすくなります。 - 5%のアクセントカラー
アクセントカラーは特に強調したい要素に使用されます。ハイライトやリンク、重要な数字などに使うと良いです。
このような比率をルールとして使うことで、プレゼン資料の色使いがバランスまとまります。
メインカラー(75%)が情報の基盤、サブカラー(20%)が重要な要素、アクセントカラー(5%)が視覚的な強調といった役割です。
色の印象をプレゼン資料に活かす
プレゼン資料で色を使う際には、テーマやコンテンツに合わせて適切な色を選ぶことが重要です。
代表的な色とそれに関する意味や印象はこちら。
- 青色
意味,印象:クールさ/信頼性/落ち着き/知性
例:ビジネスや科学系の資料で使われます - 赤色
意味,印象:エネルギー/情熱/力/注意
例:アクションや緊急性を表現します - 緑色
意味,印象:自然/成長/健康/安心感
例:環境や健康系のテーマに使われます - 黄色
意味,印象:活気/明るさ/楽しさ/希望
例:明るい印象を与えたい場合に使います - オレンジ色
意味,印象:元気/活動/創造性/温かさ
例:ポップな雰囲気の表現に使います
これらを基本にして、提案者の意図や伝えたいメッセージに合致する色を選ぶことで、プレゼン資料の効果を高めることができます。
【資料の色の組み合わせ3色】真面目/安心感
真面目さ、安心感、安定感といった印象を与える色は、ブルー、グリーン、グレーといったカラーの相性が良いです。
- ブルー(青)
真面目さや信頼性を象徴する色で、安定感や安心感を印象付けます - グレー(灰色)
中立的で落ち着いた色であり、真面目さや安定感を表現するのに適しています。 - グリーン
自然や成長、安心感を印象付ける色で、特に深い緑やは、安定感を強調します。
この3色を色を組み合わせることで、真面目さ、安心感、安定感といった印象をプレゼン資料に反映させることが出来ます。
ただし、全ての色使いに通じるのですが、プレゼン資料の内容や商材等に合わせてカラーの微調整が必要です。
【資料の色の組み合わせ3色】新しさ/先進性
プレゼン資料にスタイリッシュさや先進性を印象付ける色は、黒やシルバーグレー、アクセントに明るい色の組み合わせが良いでしょう。
- ブラック
シンプルで洗練された印象を与える色であり、スタイリッシュさを演出します。 - シルバーグレー
シルバーグレーは先進的、クリーンで高品質や技術の進歩を象徴する色です。 - ビビットカラー
鮮やかな色で、先進性やパフォーマンスを表現します。特にピンク、オレンジ、グリーンなどは相性が良いです。
プレゼン資料にスタイリッシュさや先進性を印象付けるこの3色も、一つの見本なのでコーポレートカラーや資料の内容に合わせてアレンジしましょう。
【資料の色の組み合わせ3色】威厳/高級感
プレゼン資料に威厳、重厚さ、高級感を表現するためのカラーは、ダークグレー、深い紫、ゴールドといった配色の相性が良いです。
- ダークグレー(濃い灰色)
上品さ、重厚さ、落ち着きといった印象与えます。また、濃い灰色は落ち着いた、高級感と堂々とした印象をになります。 - ディープパープル(深い紫)
濃い紫色は高貴で神秘的なイメージを持ち、高級感や重厚感を演出するのに適しています。 - ゴールド
高貴さや富、高級感を象徴する色です。金色は光沢や輝きがあり、威厳と重厚さを与える効果があります。
これらの色を組み合わせて、重厚さや高級感をプレゼン資料に与えていきましょう。
但し、濃い色が多いのでカラーバンスが崩れ無いように注意しましょう。
【資料の色の組み合わせ3色】元気/若さ
プレゼン資料に元気、若さ、エネルギッシュといった明るい印象を付けたい時は、オレンジ、イエロー、ピンクのカラーを組み合わせると良いです。
- オレンジ
活気やエネルギー、陽気さを象徴する色で、プレゼン資料に活力を与えます。 - イエロー
明るさと希望をイメージさせる色で、若さや活力を強調します。楽しさとポジティブな印象をプレゼン資料にもたらします。 - ピンク
柔らかさと女性らしさを感じさせる色ですが、明るいピンクはアクセントカラーとして、若々しさと活力を表現します。
この3色も割と目立つ色となりますので、基本の比率(75:20:5)を守ればバランスの良い配色となります。
他にもフレッシュさを出す、スカイブルーやミントグリーンなども相性が良いです。
【資料の色の組み合わせ3色】清潔感/上品さ
※ホワイトを目立たせる為に、背景に薄いグレーを引いています。
清潔感や、新しさ、上品さといった印象をプレゼン資料に入れたい場合は、ホワイト、ライトグレー、グリーンの組み合わせの相性が良いです。
- ホワイト
清潔さや純粋さを象徴する色で、無色透明な印象を与え、新しさと清潔感を演出します。 - ライトグレー
ライトグレーは中立的で柔らかな印象を持ち、清潔感と上品さを表現します。 - ミントグリーン
爽やかさと新鮮さをイメージさせる色で、清潔感と新しさを表現するために適しています。
アクセントカラーをイエローやブルー、ブラウンに変えるだけで、上品な印象はそのままで季節感を変えることもできます。
【資料の色の組み合わせ3色】3色以上の場合
プレゼン資料を作成中にどうしても3色以上使う場合は、同系色の濃淡で調整する事をおすすめします。
3色以上使ってしまうと、色の比率のバランスが崩れやすかったり、アクセントカラーに加えて、別の色が要素として入ってノイズになりやいです。
デザイナーの様に色に知識がある方は別ですが、プレゼン資料を作る企画職の方は、一定のルールに沿って配色をしましょう。
資料の色の組み合わせ3色のまとめ
プレゼン資料の色使いのまとめは下記の4点。
- プレゼン資料に使う色は3つ
- 3色の比率は「70:25:5の法則」
- 色の意味や印象を資料に活かす
- 3色以上使うときは濃淡で調整
また、今回用意したフォーマットはこの5種類+1種類(3色以上使う場合)で、印象付けたい提出書に合わせてカラーをチョイスしてください。
- 真面目、安心感、安定感
例:銀行や保険などの手堅い商材 - スタイリッシュ、先進性
例:ITツール、ベンチャーサービス系の商材 - 威厳、重厚、高級感
例:プレミア商品や老舗系の商材 - 元気、若さ、活力
例:福祉サービスや習い事などの商材 - 清潔感、新しい、上品
例:ブライダルや日用品など商材 - 3色以上使う場合
例:グラフや表で3色以上使う資料
5種類+1種類のカラーガイドをまとめたパワーポイントを、参考テンプレートとして下記よりダウンロードしてお使いください。
企画書・提案書作りや企画職の情報
他にも企画提案書作りに役立つ記事やテンプレート集などがありますので、参考にしてみてはいかがでしょうか?
もしあなたが未経験から企画職やマーケティング関連の仕事にキャリアアップを目指す場合は、こちらの記事を参考になると嬉しいです。
それでは、明日も仕事楽しみましょう
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